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保守思想という言葉を聞くと、
少し硬く感じることがあります。
政治の言葉。
主義の言葉。
どちらかの立場を示す言葉。
そう見えてしまうことがあります。
けれど、
暮らしの中にある感覚を見ていくと、
保守という考え方は、
思っていたよりも近くにあるのかもしれません。
家の中で続いてきたこと。
人との間を壊さないようにすること。
受けてきたものを忘れないこと。
見えない支えを粗末にしないこと。
急いで変える前に、
何を残すべきかを考えること。
そうした感覚は、
日本人の暮らしの中に、
静かに残っていたものではないでしょうか。
もちろん、
それをすぐに一つの思想として整理することはできません。
暮らしの感覚と思想の言葉は、
同じものではありません。
けれど、
遠く離れているわけでもないように思います。
この感じは、
自分だけのものなのでしょうか。
昔の人なら、
日本の考え方を、
ただ理屈として組み立てたのでしょうか。
それとも、
日々の暮らしや、
家や地域や歴史の中にある感覚から、
少しずつ受け止めていたのでしょうか。
分かりません。
ただ、
保守思想を考えることは、
外から難しい言葉を持ってくることだけではないのかもしれません。
忘れていた感覚に戻っていくこと。
すでに暮らしの中にあったものを、
もう一度見直すこと。
そう考えると、
保守という言葉も、
少しだけ日本人の感覚に近づいて見えてきます。
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