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分からないところに出会うと、
そのまま通り過ぎたくなることがあります。
難しい。
面倒だ。
今は考えなくてもよい。
そう思って、
見なかったことにしてしまうことがあります。
暮らしの中でも、
同じようなことがあります。
家族との会話で引っかかったところ。
職場で返せなかった言葉。
昔からある言葉に、
どこか近づけなかった感じ。
そういう場所を、
つい避けてしまうことがあります。
けれど、
あとから思い返すと、
つまずいたところにこそ、
何か大切なものが残っていることがあります。
すぐに分かるものは、
すぐに通り過ぎてしまいます。
けれど、
分からなかったものは、
胸のどこかに残ります。
この感じは、
自分だけのものなのでしょうか。
昔の人なら、
分からないことを、
ただ邪魔なものとして退けたのでしょうか。
それとも、
そこで立ち止まることにも、
意味があると見ていたのでしょうか。
分かりません。
ただ、
つまずいた場所へ戻ってみると、
前には見えなかったものが、
少し見えてくることがあります。
分からなかったことが、
入口になることもあるのかもしれません。





