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大切そうだと思うものほど、
どこから入ればよいのか分からなくなることがあります。
最初から順番に進めばよいのか。
気になるところから見ればよいのか。
先に全体を知るべきなのか。
そう考えているうちに、
結局そのままにしてしまうことがあります。
暮らしの中にも、
似たようなことがあります。
話し合わなければならないこと。
片づけなければならないこと。
考え直した方がよいこと。
どれも大事だと分かっているのに、
最初の一歩が重い。
そういうことがあります。
けれど、
入口で迷うことは、
悪いことばかりではないのかもしれません。
それだけ、
軽く扱えないものだと、
どこかで感じているからです。
この感じは、
自分だけのものなのでしょうか。
昔の人なら、
大切なことに触れる前に、
すぐ答えへ飛びついたのでしょうか。
それとも、
入口で少し立ち止まることを、
自然なこととして受け止めていたのでしょうか。
分かりません。
ただ、
どこから入ればよいのか迷ったとき、
すでにその問いは、
自分の中に少し入ってきているのかもしれません。
そう思うと、
最初の一歩の重さも、
少しだけ違って感じられます。





