明るい時代にも息苦しさはある

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世の中が進んでいると言われると、
少し安心することがあります。

便利になった。
選べるものが増えた。
知識もすぐに手に入る。
昔より自由になった。

そう聞くと、
暮らしも軽くなっているはずだと思います。

けれど、
本当にそうなのでしょうか。

便利になったはずなのに、
なぜか疲れている。

選べるものが増えたはずなのに、
何を選べばよいのか分からない。

正しい言葉が増えたはずなのに、
人との関係はかえって固くなる。

そう感じることがあります。

時代が明るく見えるほど、
その明るさの中で言いにくくなる不安もあります。

みんな前へ進んでいるのに、
自分だけが立ち止まっているように感じる日もあります。

この感じは、
今だけのものなのでしょうか。

昔の人も、
時代が大きく動く中で、
似たような息苦しさを感じたのでしょうか。

分かりません。

ただ、
明るい時代にも、
人の心が軽くなるとは限りません。

新しいものが増えるほど、
何を頼りにするのかが、
見えにくくなることもあります。

そう思うと、
時代の背景というものは、
年号や出来事だけではなく、
その時代を生きた人の息づかいの中にもあるのかもしれません。

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