受け取るには少し静けさがいる

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古い言葉に触れるとき、
すぐに判断したくなることがあります。

今に合うのか。

古いだけなのか。

使えるのか。

危ないのか。

そう考えてしまいます。

スマートフォンの中では、
何でもすぐに判定されます。

正しい。

間違っている。

必要ない。

残すべきだ。

そういう言葉がすぐに並びます。

けれど、
古い言葉は、
急いで判断すると、
かえって遠くなることがあります。

昔の言葉を、
そのまま今に当てはめればよいわけではありません。

かといって、
古いというだけで捨てればよいわけでもありません。

大切なのは、
その言葉が、
何を守ろうとしていたのかを、
静かに見ることなのかもしれません。

生き方。

判断。

人との関係。

受けてきたもの。

守ろうとしたもの。

そうしたものを考えずに、
言葉だけを今に移しても、
うまく届かないことがあります。

この感じは、
自分だけのものなのでしょうか。

昔の人なら、
自分たちの時代の言葉を、
未来の人がどう受け取るかまで考えていたのでしょうか。

分かりません。

ただ、
受け取るには、
少し静けさがいるのだと思います。

急いで使うのでもなく、
急いで捨てるのでもなく、
自分の暮らしの中で、
その言葉がどこに触れるのかを見てみる。

そうしたとき、
古い言葉は、
遠い過去のものではなく、
今の自分を少しだけ照らすものとして近づいてくることがあります。

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