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部屋を片づけているとき、
勢いで捨ててしまったものを、
あとから思い出すことがあります。
その時は、
もう要らないと思いました。
古くなっている。
場所を取る。
今の暮らしには合わない。
そう考えて、
処分したはずです。
けれど、
しばらくしてから、
あれは残しておいてもよかったのではないか、
と思うことがあります。
改革という言葉を聞くと、
前へ進む力を感じます。
古いものを改めること。
新しくすること。
無駄をなくすこと。
それは大切です。
変えなければならないものもあります。
けれど、
変えることだけを見ていると、
何を残すべきだったのかを、
見落としてしまうことがあります。
この感じは、
自分だけのものなのでしょうか。
昔の人なら、
改革を、
ただ古いものを壊すこととして見たのでしょうか。
それとも、
変えるものと残すものを、
同時に見ようとしていたのでしょうか。
分かりません。
ただ、
新しくすることは、
すべてを捨てることではないのだと思います。
残すべきものがあるからこそ、
変えられるものもあります。
そう気づいたとき、
片づいた部屋の広さの中に、
少しだけ寂しさが残ることがあります。
【073・074・075】





