家で覚えたものが外で出る

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外で人と話しているとき、
家で覚えたことが出てしまうことがあります。

待ち方。

謝り方。

言葉の選び方。

人の話を最後まで聞くこと。

誰かに教科書のように教わったわけではありません。

けれど、
家の中で何度も見てきたものが、
気づかないうちに、
自分の振る舞いの中に残っていることがあります。

家のことと、
外のことは、
別のもののように見えます。

家では家族として過ごし、
外では仕事をし、
社会の中で役割を持つ。

そう分けて考えることがあります。

けれど本当に、
家での自分と、
外での自分は、
まったく別なのでしょうか。

身近な人を粗末にしないこと。

受けたものを忘れないこと。

自分だけで立っていると思わないこと。

そうした感覚は、
外で何かに向き合うときにも、
どこかに出てくるように思います。

忠と孝という言葉は、
今では少し遠く聞こえます。

けれど、
家で人を大切にする心と、
外で何かを守ろうとする心は、
根のところで離れていないのかもしれません。

家で覚えたものは、
家の中だけには収まりません。

人に対する言葉や、
仕事への向き合い方や、
約束の守り方の中に、
静かに出てくることがあります。

そう気づいたとき、
自分の振る舞いの奥にあるものを、
少しだけ見直したくなることがあります。

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