武士が現れて空気が変わった

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誰かが場に入ってきただけで、
空気が変わることがあります。

大きな声を出したわけではありません。

何かを命じたわけでもありません。

けれど、
その人がいることで、
周りの姿勢が少し変わることがあります。

武士という言葉を聞くと、
まず戦う人を思い浮かべます。

刀を持つ人。

力を持つ人。

戦場に立つ人。

そういう印象があります。

けれど、
力を持つということは、
ただ強いということだけなのでしょうか。

力を持つ人には、
その分、
見られているものがあります。

どう振る舞うか。

何を守るか。

どこで退かないか。

誰を粗末にしないか。

そうしたものまで、
周りは見ているのかもしれません。

この感じは、
自分だけのものなのでしょうか。

昔の人なら、
武士を、
ただ戦う存在として見たのでしょうか。

それとも、
力を持つ者がどう生きるかという問いを、
そこに見ていたのでしょうか。

分かりません。

ただ、
武士が現れるということは、
力が前に出ることだけではなく、
その力をどう扱うかが問われ始めることでもあったのかもしれません。

そう思うと、
武士という言葉が、
ただ勇ましいだけのものではなく、
少し重く感じられることがあります。

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