力を持つ人にも引けないものがあった

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人の上に立つ人ほど、
自由に見えて、
自由ではないことがあります。

決める立場にいる。

人を動かす立場にいる。

責任を引き受ける立場にいる。

そういう人は、
自分の都合だけでは動けないことがあります。

職場でも、
家の中でも、
同じような場面があります。

上に立つ人が、
自分の気分だけで動けば、
その場はすぐに乱れます。

力があるからこそ、
引けないものがあります。

守らなければならない人がいる。

乱してはいけない場がある。

受け取ってきたものがある。

武家政治という言葉を聞くと、
力を持つ者の政治のように見えます。

けれど、
本当にそれだけだったのでしょうか。

昔の人なら、
武家の力を、
ただ支配するためのものとして見たのでしょうか。

それとも、
力を持つ者ほど、
何を守るかが問われるものとして見ていたのでしょうか。

分かりません。

ただ、
力を持つことは、
好きに動けることではないのかもしれません。

むしろ、
自分の都合だけでは退けないものを背負うことでもあります。

そう思うと、
力という言葉の中に、
責任の重さが少し見えてくることがあります。

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